試験?レポート?大学における成績評価方法。
更新日:2022年7月14日
こんにちは。Sラボチューターの佐々です。
今回は、大学における成績評価の方法についてお話ししたいと思います。
ここから説明するのは、僕自身の経験(国公立文系)に基づくものなので、私立大学や理系学部では事情は異なるかもしれないことを先に断っておきます。
中学・高校における成績評価の方法といえば、もっぱら中間・期末試験でしょう。
つい最近、中間テストを終えたばかりという中高生の方も多いのではないでしょうか。
大学における成績評価の方法は、大きく以下の5つに分類できます。
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① 試験/テスト
文系の場合は、期末試験のみで成績評価が行われる、というケースが多いです。
特に履修者の多い授業では、試験一本、というものが多いですね。
大学では、教科書や授業プリントなどを「持ち込み可」の試験もあります。
(それなら楽勝じゃん!と思われるかもしれませんが、意外とそうではありません…)
語学の授業の場合は、口頭試験(スクリプトの読み上げ等)もよく行われます。
2020年以降はコロナの影響でオンライン試験を導入した大学も多かったようです。
② レポート/小論文
大学では、文理問わずレポート執筆を避けて通ることはできません。
レポートを書く際には、意図的であるか否かを問わず、「剽窃(他人の文章を盗用すること)」は絶対にやってはいけません。
大学一年次には、正しいレポート執筆のお作法を学びます。
③ 課題
これは、想像がつきやすいですね。
語学の授業では特に毎週課題が課されるケースが多いと思います。
課題として、授業の感想や考察を書く、小レポートの提出を求められる場合もあります。
いわゆる「リアぺ(リアクションペーパーの略)」ですね。
④ プレゼン/発表
少人数のゼミ形式の授業では、一人一回プレゼン発表を行うこともあります。
その際には、パワーポイント等を用いてスライドを作ったり、発表の要旨をまとめたレジュメを作成したりするので、かなり労力がかかります。
ハキハキと発表しているか、発表の時間管理ができているか、など発表内容以外の点を評価されることもあります。
⑤ 出席/授業への参加度
出席をどの程度重視するかは、担当の先生によって大きく異なります。
例えば、4回以上欠席・遅刻した場合は単位を与えない、という厳しい授業もあれば、課題や試験さえクリアすれば出席したか否かは問題にならない、という授業もあります。
ゼミ形式の授業等では、ただ出席するだけではなく、積極的に発言しているか、ディスカッションに参加しているか、を見られることもあります。
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いかがでしたか?
大抵は、以上にあげた5つの評価方法を組み合わせ、例えば「期末試験70%、授業への参加度30%」のようにしています。
個人的には、試験の比率が高い授業を好みますが、どれが良いかは人それぞれですね。
大学では、レポート執筆やプレゼン、ディスカッションなど、新しく取り組むことも多いと思います。
座学+試験がメインの高校までの学びのスタイルからはガラリと変わりますが、やはり大学での学びは楽しいなと感じます。